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「衣・食・住」の食

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この度、良い機会に恵まれ『和食のテーブルマナー』を学んできました。

お隣り鯖江市にある「料亭 中松」さん。創業昭和6年、4代目の女将さんが講師です。

無形文化遺産にも登録された和食。日本人としては、正しいマナーを知っておきたいところ。

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まずは、おしぼりやナプキン、懐紙の使い方。知っているようで知らない・・・。

懐紙は、お茶の席でしか使ったことがなかったのですが、とても万能なんですね。

ティッシュとハンカチと同じように、いつでも持ち歩くようにしたいです。

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乾杯をして、いよいよお食事・・・の前に、お箸の割り方。

いつも適当に割っていましたが、意外に難しい・・・。

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箸袋はお膳の左側、わを手前にして縦におきます。

利休箸などお箸の話をしながら、前菜へ。最初から美味し過ぎる~。期待が高まります。

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椀物。こちらは地元河和田塗りのお椀。蓋の裏側も素敵です。

蓋の開け方、お椀を持ちながらのお箸の使い方。ぎこちない、ぎこちない;;;

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次に新鮮なお造り。

椀物と刺身を合わせて「椀刺」と呼ぶそうで、会席料理におけるメインディッシュといわれるこのふたつのお料理の出来栄えで、そのお店の料理人の腕が確かめられるそうです。

お吸い物を頂いたとき、「美味しい~」とあちらこちらで声が上がっていました。

お造りの食べる順番などを教わりながら、次は焼物。

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焼いた杉板に魚が挟まれているので、魚に杉の香りが染み、目でも鼻でも楽しめます。

食べ終えると、器の柄も楽しめます。

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井の中の蛙。

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後半に差し掛かり、焚合。蓋の開け方の復習です。

そして、ほうじ茶と何か(何かは忘れてしまいました・・・)とで煮た、子持ち鮎が絶品!舌がビックリしましたよ。

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池田産のコシヒカリに全てのお料理が終わる留椀。

蓋の開け方の復習ですwww 3度目の開け閉め、もう慣れたかしら。

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使い終わったお箸の戻し方を習い、最後にデザート。

まだ気が抜けません。皮付き種付きの巨峰です。

口元を隠して種を出し・・・、結局種はなかったのですが。

むいた皮は懐紙に包み、食べ終わった後も出来るだけキレイに見えるようにと。

 

所作に集中し過ぎて、口数が減ることもしばしばでしたが、とても良い経験でした。

女将さんのお話も大変面白くわかりやすく、楽しく美味しい時間を過ごしました。

 

食事は毎日のことだけに、マナーを意識することなんてなかったです。

美味しく食べられれば別にどんな食べ方でもイイんじゃない、なんて思う人もいるかもしれません。

が、美しいふるまいで食事をしている人を見ると、こちらも気持ちが良くなります。

 

食事の時だけではなく、常に所作を意識することは大切ですね。

姿勢、モノを扱うときの動作など、仕事にも大いに関係します。

堅苦しくなく、丁寧な所作を心掛けたいと思います!

 

 

 

 

 

 

 

 

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