ブログ
ヴィトラ・キャンパスを訪れて(建物編その③)


いよいよ日本の建築家(ユニットとでも言えば良いのでしょうか) SANAA設計のファクトリー・ビルディングです。
わかりにくいのですが、円形です。
見てください!この太陽!
正直、皆さんバテバテの様子です。
中を見学することができたのですが、撮影NGでした。
外側は白いアクリルでしたが中はRCでした。天井は高く鉄骨構造で天井には光窓が無数にあり明るく作業がしやすい工場でした。


最初建物を見たとき、これってどなってんの?という感じでしたが、中に入るとき壁の断面を見ると、意外とシンプルでした。
(外壁材に皆さん興味しんしんです。)

さりげなく、イームズのワイヤーチェアのベンチがありました。
(個人的に欲しい。)

そして、ツアーの最後は
日本の建築家 安藤忠雄設計のConference Pavilion
建物に導かれるように、皆さんぞろぞろ歩いていきます。


なぜか
RCの、柱の無い壁構造の建物を見ると、いつも「折り紙」を連想してしまいます。
(多分、私だけでしょうが。)
「外部の明」と「内部の暗」 「明と暗」がおりなす独特の空気感。
「開放」的な外部から「窮屈」なエントランス・・・
「何だろう?」と考えながら歩くと、「茶室?」「わび・さび?」「お・も・て・な・し」・・・・
なんかいろんなキーワードが思い浮かんできました。


コンクリート打ちっ放しの地下につながる空間は吹き抜けとなっており、ライトコートとなっているドライエリアからの光が心地よかったです。
建物中のミーティングルームかな見える葉桜です。
一週間前に、花は散ってしまったそうで、残念!


建物周辺にはたくさんの桜の木が植えてあり、満開の時にはさぞかし綺麗でしょう。
ファサードの打ちっ放しの壁には、コンクリート打設時に型枠に張り付いた桜の花の跡が残っており、完璧を求める安藤さんがわざと残したと教えてもらいました。
